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煩わしいことはいいから"結局何買えばいいの!?"という方はこの記事を読むのは時間の無駄になるかもしれないので、第三弾の「【ディズニー】結局どれ買えば良いの!?個人的おすすめ撮影機材【ニコン】」をお読みください。

今回の記事は本当に長すぎるのでいくつかに記事を分けようか悩んだのですが、単なる機材の説明なら他にもたくさんのカメラブログさん等が既にやっているので、とりあえずこの記事一つに書いてしまうことにしました。Dヲタさんでそれを求めてる人も少ないと思いますし。タイトルの結論だけを知りたい方は1-4のまとめまで読んで頂ければ十分かと思います。
それ以外の時間のある寛大な方は私の長い長い独り言にお付き合いいただけると嬉しいです。

さて、ディズニーでDヲタさんがどんなカメラやレンズを買えばいいか、かなり悩ましい問題でありながらそれについて教えてくれる人は決して多くないようです。

例えば家電量販店でカメラとにらめっこしていると、店員さんが「何を撮られるんですか?」と尋ねてきますが「ディズニーで…」と言ったところでDヲタ向けの回答をしてくれる人はまずいないでしょう。少なくとも私の頃は「夜景に強くてパレードも綺麗に撮れますよー、特にこのデジカメがおすすめです!」なんて無難なおすすめしかほとんどの場合してくれません。一眼レフ売り場にいるのにコンデジおすすめされて、その場にいるが恥ずかしくなってしまったり…
今は家電屋店員さん的にもディズニーのために一眼レフ買うのは当たり前になって来てるんですかね。なっていて欲しいです笑

初めての機材選びに関してはイン友さんなどディズニーを熟知した知り合いがいない場合、相談相手もおらずもうどこから手をつけたらいいか分からない状態です。

人それぞれと言ってしまえばそれで終わってしまうことかもしれませんが、今回はそれら撮影機材の選び方を根本から考えるために、パークにおける理想的な撮影機材の条件を純粋に整理してみたいと思います。


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目次
1.カテゴリ別に考えるパーク用撮影機材の理想的条件
1-1.ショーパレ撮影機材選びで理想的なポイント
1-2.グリ撮影機材選びで理想的なポイント
1-3.風景撮影機材選びで理想的なポイント
1-4.理想的な条件まとめ

2.理想的なパーク撮影用機材(具体例)
2-1.軽量
2-2.画質
2-3.暗所でも綺麗に撮れる
2-4.レリーズタイムラグが少ない
2-5.連写速度
2-6.広角から望遠まで幅広い画角・超望遠
2-7.一眼レフ特有の美しい背景ボケ
2-8.手ブレしにくい

○まとめ
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1.ジャンル別に考えるパーク用撮影機材の理想的条件
パークで使う機材を選ぶときのポイントとは一体何でしょうか。基本に立ち還って今一度ここから考えていこうと思います。
パーク撮影を主要な3つのカテゴリ、「ショーパレ」「グリ」「風景」に分けてみました。まずはそれぞれのカテゴリ別に考えていきましょう。

1-1.ショーパレ撮影機材選びで理想的なポイント
・軽量で持ち運びが楽
・軽量で長時間カメラを構えていられる
・画質が良くキャラ・フロート・バージが綺麗に撮れる
・遠くからでも撮影できる
・パレルの場合キャラが近くに来ても撮れる
・背景が綺麗にボケる
・室内や夜など暗いショーでも綺麗に撮れる
・レリーズタイムラグが少ない
・連写速度が速い
・手ブレしにくい


1-2.グリ撮影機材選びで理想的なポイント
・画質が良くキャラが綺麗に撮れる
・室内グリなど暗いところでも綺麗に撮れる
・背景が綺麗にボケる
・手ブレしにくい


1-3.風景撮影機材選びで理想的なポイント
・画質が良く風景が綺麗に撮れる
・景色全体を撮影できる
・解像感が良好
・夜景など暗いところでも綺麗に撮れる
・手ブレしにくい


思い浮かんだものを一通りあげてみましたが、意外と被っている条件が多くなりました。
ショーパレカテゴリの項目数が最も多く、一番求められる機材の種類が多く、選ぶのも難しくなりそうです。
そしてDヲタさんはショーパレもグリも両方撮る人がほとんどでしょうから、さらに機材選びが難しくなるのは当たり前のことだというのが分かります。さらに風景撮影も真剣にやりたいとなってくるとなんでも撮れないといけない状態です。

Dヲタさんがパークでやりたがっていることをディズニー以外の撮影に置き換えてみると、屋外ポートレートとスタジオ撮影両方しながら、さらに野鳥撮影をしていたかと思えば、実はライブ撮影でしたみたいな。そしてさらに風景も撮りますよと。

上の例えは大袈裟なので本当にそれらの撮影をしている人たちに失礼になってしまいますが、あくまでそれだけ色々なことをしようとしているという例えです。機材の種類的にはそれだけ様々な分野で必要とされるもの全てが欲しいというのが極論です。


1-4.理想的な条件まとめ
カテゴリ毎のポイントをひとつにまとめるとこのようになります。
・軽量

・画質が良い

・暗所でも綺麗に撮れる

・レリーズタイムラグが少ない

・連写速度が速い

・広角から望遠まで幅広い画角・超望遠

・一眼レフ特有の美しい背景ボケ

・手ブレしにくい

ここまでが本題です。




2.理想的なパーク撮影用機材(具体例)
1-4のまとめから導き出される理想のパーク用撮影機材を考えてみましょう。

ボディ:D5
広角域:AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
標準域:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
望遠域:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
超望遠域:AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR

です!
なんて冗談はさておき、こんなシステムなら初めから条件を考える必要なんてないですよね。失礼しました。
しかし価格と重さを考えなければこの機材を揃えるのは夢ですね。全てニコンのフラグシップクラスの機材ですからある意味本当の理想的システムです。
ちなみに上記の機材を全て揃えると約280万円かかり、重さは約9Kgです笑

さて、それではここからは真剣に導き出したポイントひとつひとつを噛み砕きながら少しだけ機材の紹介をしていきます。より詳しい説明はまたどこかでできればしようかと思います。


2-1.軽量
→エントリー機やミラーレス機
上位機種はとにかく重い。フラグシップ機であるD5は約1400g、それに対して最軽量エントリー機であるD3500は約400gで、1kgも差があります。
ショーパレでカメラを構え続けたり、機材を持って歩き回るパークでは重さは命取りになります。なので重さだけで考えた場合にはエントリー機あたりが理想的です。
しかし軽すぎるとカメラを構えた時に安定感がなかったり、レンズとのバランスが悪かったりして必ずしも良いことばかりではありません。
またエントリー機では求める性能に対して、いまひとつ不足している機種があるというのも事実。もちろん十分な性能なものもあります。
解決方法としては筋トレして重い機材持てるようになることです。筋トレしなくても使ってるとだんだん慣れます。割と本気です。すごく長い望遠レンズを持っている女性Dヲタさんも最近ではよくパークで見かけますよね。
軽量であるに越したことはないですが、重さで機材を選んでいては求める写真は撮れないというのが現実でしょうか。もちろん人それぞれ限界はあると思うので妥協点を探してみてください。
今回はフルサイズミラーレスについてはあえて触れませんがありだと思います。Z7,Z6ともにとても良いカメラです。

結論
軽いに越したことはないが自分の求める性能を発揮してくれる機材を選ぶべき。


2-2.画質
→それなりのボディと良いレンズ
"それなり"では説明になってないですね。説明します。
画質についてですがよく語られるのが高画素=高画質ではないという話。事実です。いくら高画素機を使っても性能の低いレンズを使えばかえって粗が目立ち、画質が落ちてしまいます。また高画素機はノイズも上手く処理しないと目立ちます。
高画素=高画質だとすればフラグシップ機はもちろんそのメーカーで最も高画素なカメラのはずですが、実際のところはそうではありません。ニコンが誇るフラグシップ機D5は2084万画素です。一方高画素機として高く評価されるD850は4575万画素。なんと2倍以上も画素数に差があるのです。それにもかかわらずD5をフラグシップ機として掲げるにはもちろん理由があります。
まずひとつは高画質と言われる写真の条件は高画素ではなく豊かな色階調性能の方が重要だからです。いくら画素数が高くて解像力が高くても、階調性が失われている写真はべたっとして画質が落ちます。階調性がない写真だと写真において重要なディテールにも影響が出てきます。これらのバランスが写真を撮る際にも非常に難しいところです。
もうひとつはプロが写真を使用する際に必要な画素数がそこまで高くないためです。雑誌や広告などに掲載する写真にはそこまでの高画素は不要な場合がほとんどです。2000万画素もあれば十分に画質の良い写真は撮れるのです。実は引き伸ばして大きな広告写真の場合でも実際には人は遠くから見るため、画素数はそこまで必要ありません。(写真展など近くで大きな写真を見る場合はその限りではないですが)
もうひとつは高画素機のデメリットによる要因。画素数が高いと良くも悪くもきめ細かく写りすぎてしまうため、手ブレ、被写体ブレなど失敗するリスクが高くなります。そしてなによりデータが大きすぎて管理が大変。現像にも転送にも時間がかかり一苦労。無駄に重いデータはクライアントに嫌われる傾向もあります。
長くなりましたが簡潔に言うと、フラグシップ機はプロ仕様で失敗が許されないことが最優先であり、2000万画素もあれば十分高画質な写真が撮れ、高画素が実際には必要がないため高画素になっていません。

家電量販店などでカメラのことをあまり知らないお客に対してデジカメや一眼レフを売る際に、「画素数高くて画質いいですよー」と謳われているのは素人目に見て数値化されていると分かりやすいからです。ある意味嘘に近いですよね。もちろんまるっきり嘘ではありませんが、その誤った認識がユーザーへのアピールになっている事実があるため、エントリー機などは画素数がどんどん引き上げられている現状があります。より高画素のカメラが勝ちみたいな風潮ありますよね。本当にそうなのか立ち止まって考える必要があると思います。

このように高画質にしたいから高画素機にすると単純に考えるのは危険です。ただし高画素機にしか撮れない解像感に優れた写真があるのは確かです。かく言う私も4575万画素のD850に魅せられたカメラマンの1人です。デメリットに対する理解と覚悟、リスク管理が出来れば世界は広がります。

それに対してレンズは良いレンズを使っておくことに越したことはないです。単純です。あとは価格と利便性などとのバランスで考えることになります。ただ先ほどの説明の通り、高画素機になればなるほど良いレンズがマストになっていきます。
そういう意味では「それなりのカメラ+良いレンズ=良い画質=十分満足できる綺麗な画質」が成り立ちます。今回はフラグシップ機D5を例に出しましたが、フルサイズ機の中級機などが同じぐらいの画素数です。それなりという言葉は誤解を招くので弁解しておくと、際立って高性能だったりする必要は無く、無難で使いやすいカメラとレンズが良いという意味です。決して批判しているわけではありません。2432万画素のD750がオールラウンダー的に高い評価をされているのにはそういった背景が一因としてあります。他にも優れたノイズ耐性や程よい重さ、抑えられた価格帯など色々な要因があります。
ちなみにブライダルの現場などでもD750はよく使われており、ディズニーウェディング等でも一部D750が使用されているようですね。性能が十分で安心して使える上に価格はそこまで高くない。まさに理想的なバランスの良いカメラです。パークでDヲタさんが使用しているのをよく見かけるのもこのカメラです。
散々高画素機のネガティブな話をしましたが、大きなデメリットである手ブレに関してはフルサイズミラーレス機のZ7のボディ内手ブレ補正でかなり改善しているので魅力的です。ここだけの話、恐ろしいことに1秒を手持ちで止められます。D850ではまず無理です。

結論
高画質は高画素機でなくても作れる。自分の目的に合ったボディと良いレンズを。高けりゃ良いってもんじゃない!(高いものはもちろんそれ相応に良いんですけどね笑)


2-3.暗所でも綺麗に撮れる
→常用ISO感度が高く、ノイズ耐性が十分ある
全てのカメラを使ったことがあるわけではないのでこちらでは一般論レベルでの説明しかできませんが、シンプルにいえば常用ISO感度が高いほどノイズ耐性は高いという認識でとりあえずは良いと思います。しかし一概にそうとも限りませんのでそこはお気をつけください。D750は常用そこまで高くないですがノイズ耐性に優れているようです。
また画像処理エンジン(EXPEED)の世代によってもノイズ処理の仕方に違いがあるため、比較的新しい機種の方が新しい画像処理エンジンが搭載されており、ノイズ耐性が高い傾向にはあります。
ノイズを感じるのは個人差があるので実際に試写してみて確かめるしかないと思います。
私の場合D3300ではISO800でノイズがかなり気になりましたがD850ではISO1600までは許容範囲になりました。おそらく撮像素子も異なり画像処理エンジンの世代がD850の方が新しいことがひとつの原因だと考えられます。

結論
ISO感度を上げられるカメラであれば暗所の撮影もでき、さらに常用ISO感度が高いカメラの方がノイズ耐性が優れている傾向がある。ただし例外はある。



2-4.レリーズタイムラグが少ない
→フラグシップ機
そもそもレリーズタイムラグとは、レリーズして(シャッターボタンを押して)から実際に露光が始まる(シャッターが切れ始める)までのタイムラグのことです。カメラは機械と電気信号で動いているので、このラグが必ず存在します。
そのラグが短ければ短いほどシャッターチャンスを逃しにくくなります。そのラグが短く優れている順番は大体以下の通りになっています。

フラグシップ機>ハイアマチュア機≒中級機>エントリー機

こちらはカタログに公表されているものではないため目安ですが、イメージとしてはこんな感じです。

結論
基本的に上位機種になる程、レリーズタイムラグが少ない。

2-5.連写速度
→フラグシップ機
こちらもレリーズタイムラグと同じようなイメージです。

フラグシップ機>ハイアマチュア機≒中級機>エントリー機

ただ、ハイアマチュア高画素機は比較的連写性能は控えめで、一部のAPS-C機より遅かったりします。

結論
基本的に上位機種になる程、連写速度は速い。
APS-C機でもフルサイズ機と同等かそれより速いものは存在する。​​​​​​​
2-6.広角から望遠まで幅広い画角・超望遠
→大三元or小三元or便利ズーム&超望遠ズーム
重さと価格を考えなければ大三元レンズを揃えるのが理想的です。(言うまでもないですが)
大三元レンズとはf2.8通しで統一された大口径ズームレンズ3本の通称です。
具体的には
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
の3本ですが、それぞれ1本20万以上するので、全て揃えようとすると約70万ほどかかります笑
しかしこれらを買っておけば間違いないと言っていい程、信頼のおけるレンズ達です。
いきなり全部買うわけにはなかなかいかないので
風景撮影→14-24mm
キャラグリ→24-70mm
ショーパレ撮影→70-200mm
どのジャンルを優先するか考えてから順番に揃えていくのが良いでしょう。
レンズ一本に20万なんてとんでもない!という方には小三元がおすすめです。
小三元は大三元より少し暗めのf4通しで統一されたズームレンズ。暗めと言っても屋外のショー、風景撮影には十分すぎる明るさです。価格が抑えられる上に重さも軽減されるためパークにおけるメリットは非常に大きいです。
具体的には
AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
の3本です。
ただ大三元レンズと比べて多少周辺やテレ側の解像が甘かったりするのでそこはデメリットです。完璧とはいかないものの、利便性と光学性能と価格、それぞれのバランスが比較的取れているのが小三元かと思います。


いやいや、そんな何本も買っていられない!レンズ交換が面倒!という方には便利ズームがおすすめです。
具体的には
AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II
などです。
便利ズームは広角から望遠まで幅広い画角を1本でカバーできますが、その分周辺の解像が少し甘かったりします。大三元、小三元などと比べるとやはり描画性能は落ちるのでデメリットもあります。
それでもレンズ交換しなくていいというのはショーパレ撮影において、シャッターチャンスを逃さないという点でメリットは大きいです。画質はそこそこで良いと言う方には最高のレンズです。
最後は超望遠ズームレンズです。
具体的には
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR
AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
これらの超望遠ズームはパークにおいて相当重宝するので、重いですが絶対に1本持っておいたほうがいいです。なぜならポジらず後方から簡単にキャラをアップで撮影できてしまうからです。開園待ちもしなくてすみますし、何時間もポジる必要もありません。Dヲタさんにとっては何十万円出す価値が十分にあると思います。
ニコンの超望遠の中では、特に200-500mmが開放から十分に解像感があり、コストパフォーマンスに優れているのでおすすめです。約13万円でこの焦点距離と写りは正直破格です!サードパーティ製(シグマやタムロン)の超望遠レンズはさらに価格が抑えられているようですが、私は使ったことがないので詳しく知りません。興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
ニコン製の超望遠だとパークでは200-500mmと80-400mmをよく目にしますね。
結論
レンズは選択肢が幅広いので自分に合ったランクのものを揃える。
大三元or小三元or便利ズーム&超望遠ズームで広角から超望遠領域まで一通りの焦点距離をカバーできるようにしたい。


2-7.一眼レフ特有の美しい背景ボケ
→明るいレンズ
明るいレンズといえばf1.4などの単焦点レンズがよりボケやすいのですが、実際のところは上記の大三元(f2.8)や小三元(f4)でも撮り方により十分なボケが得られます。これは明るいレンズに頼るばかりではなく、焦点距離とf値、被写界深度などの勉強をしてください。
レンズの種類ごとにボケ方などの特徴が異なっているので気に入ったボケの出るレンズを見つけてみてください。ボケに関しては正直なところ好みによる差が大きいです。
余裕がある方は単焦点レンズに手を出してみるのも良いでしょう。ただ荷物が増える上にレンズ交換も多くなりパークに完全に不向きです。単焦点が好きになると本格的なレンズ沼が待っているようです。
また、あまり気にしすぎる必要はないですがフルサイズ機の方が同じ焦点距離でのボケ方は大きくなります。

結論
明るいレンズと被写界深度の知識が必要。


2-8.手ブレしにくい
→手ブレ補正機能の付いているカメラ・レンズ
手ブレ補正の効果は絶大で大きいものだと4~5段の補正効果があります。
Fマウントの場合はレンズ内にVR機能が、Zマウントの場合はZ7,Z6ともにボディに手ブレ補正が搭載されています。

結論
三脚が使えないパーク撮影において手ブレ補正機能はかなり重宝します。特に望遠レンズでのショーパレ撮影や、夜景の撮影などでは効果は絶大です。



○まとめ
パーク用撮影機材の理想的条件をショーパレ、グリ、風景撮影、総合的にまとめると以下のようになります。
・軽量
・画質が良い
・暗所でも綺麗に撮れる
・レリーズタイムラグが少ない
・連写速度が速い
・広角から望遠まで幅広い画角
・一眼レフ特有の美しい背景ボケ
・手ブレしにくい

これらを全て兼ね揃えた機材というのはなかなか存在しませんす、揃えるのも一苦労ですが、限られた資金の中でそれに近いシステムを考えてみるのもまたカメラの面白さかもしれません。
この記事を読んでDヲタの皆さんが少しでも撮影機材に対しての関心を持ってくださったら幸いです。
ディズニーも楽しいけどカメラの世界も楽しいですよ!

次回の記事では、今回のパーク用機材の理想的条件の考えをもとに何通りかのペルソナに対して、より具体的なおすすめ機材を考えてみようと思います。

長い長い記事になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。​​​​​​​

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