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「一眼レフカメラでディズニーの写真を綺麗に撮りたい!でもカメラもレンズもたくさんあって結局何を買ったら良いのか分からない…」

そんなDヲタさん向けに今回はディズニー撮影に焦点を当て、おすすめの機材を紹介していこうと思います。

漠然とおすすめすると全て最上位機種買いましょうで終わってしまうので、いくつかのペルソナ(仮想の人物)を想定して考えてみます。
それぞれ別の記事に書いているので、自分に一番近いペルソナへのおすすめを参考にしてみてください。




尚、私がニコン以外のメーカーについてあまり詳しくないため、今回の記事でもニコンの機材に限定させていただきます。
その他メーカー機材を使用、購入検討されている方々には申し訳ないですが、ニコンに少しでも興味を持っていただけたらニコン党として幸いです。

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目次
1. ペルソナ設定
2. <"Dヲタ2年目社会人20代男性"に対するおすすめ>
3.おすすめの理由
3-1.ボディのおすすめの理由
3-2.レンズのおすすめの理由
4.おすすめはこれ!
5.まとめ
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◆ペルソナ2:Dヲタ2年目社会人20代男性
エントリー機から中級機乗り換え編

1. ペルソナ設定
名前:あけひ みつき(明日 光希)
年齢:25歳
職業:都内某商社営業マン 入社3年目
最寄駅:横浜駅
家族:一人暮らし
カメラ歴:(6ヶ月)
Dヲタ歴:年パス2年目(1年1ヶ月)
好きなキャラクター:ミッキー
好きなショーパレ:ワンマンズドリーム・トレミキ
ディズニー以外の趣味:スポーツ観戦、映画鑑賞
社会人になりたての頃はディズニーは数年に一度遊びに行く程度の好きでも嫌いでもない一般的なワンデーさんだった。入社当時仲のいい同僚がDヲタだと知り、からかい気味にネタにしていたが一度一緒にパークへ遊びに行ったところディズニーのエンターテイメント性の素晴らしさに目覚める。(周りも知らないうちにいつのまにか年パサーになり、同僚達の間でちょっとした話題になる。)
半年程前からDヲタの同僚からD5500を借りて写真を撮り始め、そろそろ自分のカメラが欲しいと思っているが何を買おうか悩んでいる。

2.<“Dヲタ2年目社会人20代男性"に対するおすすめ>
D5500ダブルズームキットから中級機への乗り換え

○ボディ
D500(APS-Cフラグシップ機)
あるいは
D750(フルサイズバランス機)
あるいは
D850(フルサイズ高画素機)

○レンズ
小三元
あるいは
大三元​​​​​​​
3.おすすめの理由
3-1.ボディのおすすめの理由
まずはボディについてそれぞれ選んだ理由を説明していきます。
D500はセンサーサイズがフルサイズより小さいAPS-Cでありながら、D5のサブ機として開発設計された経緯から非常に完成度の高いカメラになっています。謂わばAPS-Cのフラグシップ機のような存在ですね。ニコンのAPS-C機でどれを買うか悩んだらD500を選べばまずスペック的には間違いないです。ちなみに同じセンサーサイズのエントリー機とは違い重さはずっしりありますので、軽量重視する方にはあまりおすすめできません。価格も2019/02現在の相場では約19万ほどです。
約17万でフルサイズのD750買えるんだからこの価格帯でわざわざAPS-CのD500を買う必要はないのでは?と思う方はいると思いますがそうとも言い切れません。APS-Cは焦点距離を稼げるという点でパーク撮影において非常に大きなメリットです。APS-C機はフルサイズ機と比較して1.5倍の焦点距離になります。つまり50mmのレンズは換算75mmに、200mmのレンズは換算300mmに化けます。(ただしFX用レンズに限る)原理については長くなるのでここでは説明しません。
さらにD500は連写性能に優れており、D750が6.5コマ/秒に対してD500は10コマ/秒です。焦点距離と連写枚数を稼げる為、ショー撮影に最適です。
そのためパーク撮影でのメリットを考慮してもこの価格帯でD500を敢えて選ぶことは十分に意味のあることなのです。むしろフルサイズへのこだわりがなければ理想的なのかもしれません。​​​​​​​
続いてはフルサイズ機バランス重視のD750です。散々D500との比較で下げまくったD750ですがフルサイズならではのメリットももちろん多くあります。なかなか込み入った説明になるので今回は原理的な話は省きますが「ボケやすい」「ダイナミックレンジが広い」「画角が広い」「高感度に強い」などのメリットがあります。他のカメラブログさんなどでも説明してる方はたくさんいるので検索して勉強してみてください。原理を理解しようともせずに高級なカメラを使うのは宝の持ち腐れになりかねません。というか間違いなくそうなります。
D750に関しては第2弾の記事でも色々と書きましたが、現行のニコンフルサイズ機の中で最もバランスの取れた機種と言われているので迷ったらこちらです。突出した高性能さは特にないのですがそれ故に癖がなく使いやすく特徴がないのが特徴です。特徴がないと言いましたが高感度耐性についてはかなり評価が高いようですね。
2014年発売なので発売してから5年程経っておりD750の後継機を待ち望んでいる方多数です。だいぶ市場価格が下がってきており約17万、最安だと14万とかで売られているようですので価格的にも手を出しやすい素晴らしいフルサイズ機です。パークでDヲタさんがよく使っているカメラもこちらですね。ただ発売から5年経っている為、今更買っていいものかと悩む場合もありますが撮れる写真としての質は十分です。将来性を重視するのであればD750がモデルベースになっているであろうフルサイズミラーレス機のZ6を買うべきかもしれませんが今回は触れないでおきます。フルサイズミラーレス機についてはまた別途記事作成予定です。
最後はフルサイズ高画素機D850です。とにかく高画素が特徴でニコンのカメラの中で最も画素数の多い4575万画素です。D750は2432万画素なので約2倍ですね。
そしてD750とは打って変わって癖が強く扱いに非常に神経を使います。手ブレしやすかったり、ノイズが目立ちやすかったり、色々です。しかしながらその分しっかりカメラを理解して使ってあげれば本当に素晴らしい描写、解像感を得られます。市場価格も約36万と決して買いやすいとは言えない価格ですので、今後カメラを確実に長くやっていく、ディズニー以外でもずっとカメラをやる、カメラが生きがい、などカメラに対する想いが強く、さらにD850の使いにくいところも個性として楽しみながら付き合っていける理解ある方にはおすすめです。勉強なんてしなくてもシャッター切ればそれなりに撮れるだろうなんて考えで買うと痛い目に合います。それはどのカメラを買っても同じことですが。わざわざこちらの記事を読んでくださってる方々の中にはそんな勘違いをしている方はいないでしょうから心配無用ですね。

ボディのおすすめをまとめると、何を優先するかで3種類に分けられ、焦点距離を稼げて高速連写のできるAPS-Cフラグシップ機であるD500、価格面でも性能面でも良い意味で癖のないバランス重視のフルサイズ機であるD750、癖は強いが使いこなせば驚異的な解像感描画性能を誇るフルサイズ高画素機であるD850のいずれかになります。
今回このペルソナへのおすすめは個人的にはD750です。理由はフルサイズ機の楽しさを知って、今後のカメラライフをどうするか考えてみてもらいたいからです。それ以上の機種はそれからでも全く遅くありません。また、D750であれば次に新しいフルサイズカメラを買ったとしてもサブ機として使いやすかと思います。
もちろんD500でも良いのですが、おそらくAPS-Cエントリー機からカメラを始めた多くの方が使ったことのないフルサイズ機への憧れや羨ましさ、興味を抱いていると思います。それならいっそのこと一度使ってみたほうが早いと思うからです。
これらのことから今回はD750を選ばせていただきました。

2019/02現在おすすめボディランキング
1位 D750(現行製品)参考価格約¥170,000

2位 D500(現行製品)参考価格約¥190,000

3位 D850(現行製品)参考価格約¥360,000


3-2.レンズのおすすめの理由
レンズに関しては第2弾でも説明していますが、今後長くカメラをやっていく中級者の方へは大三元か小三元がおすすめです。

重さと価格を考えなければ大三元レンズを揃えるのが理想的です。(言うまでもないですが)
大三元レンズとはf2.8通しで統一された大口径ズームレンズ3本の通称です。
具体的には
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
の3本ですが、それぞれ1本20万以上するので、全て揃えようとすると約70万ほどかかります笑
しかしこれらを買っておけば間違いないと言っていい程、信頼のおけるレンズ達です。
いきなり全部買うわけにはなかなかいかないので
風景撮影→14-24mm
キャラグリ→24-70mm
ショーパレ撮影→70-200mm
どのジャンルを優先するか考えてから順番に揃えていくのが良いでしょう。​​​​​​​
レンズ一本に20万なんてとんでもない!という方には小三元がおすすめです。
小三元は大三元より少し暗めのf4通しで統一されたズームレンズ。暗めと言ってもf2.8の大三元と比べるとというだけでf4でも十分に明るく屋外のショー撮影などには全く問題ないレベルの明るさです。価格が抑えられる上に重さも軽減されるためパークにおけるメリットは非常に大きいです。
具体的には
AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
の3本です。
特に24-120mmはキットレンズとしても販売しているのでおすすめです。この中で特に光学性能が優れており写りが良いのは70-200mmですね。重さと性能のバランスからプロの方でもあえてf2.8ではなくf4の方を好んで使用している方もいるほどです。
ただ大三元レンズと比べて多少周辺やテレ側の解像が甘かったりするのでそこはデメリットです。そうはいうものの 申し分ないほどのクオリティーです。完璧とはいかないものの、利便性と光学性能と価格、それぞれのバランスが比較的取れているのが小三元かと思います。

以上が、大三元小三元レンズの説明です。
レンズのおすすめをまとめると、パーク撮影において標準域~望遠域が特に押さえておきたいところで、標準ズームと望遠ズームをまずは揃えるのが先決です。今はどっぷりだがこの先長くカメラをやっていくとまでは決まっていないという場合にはまずは24-120mm f/4をキットで購入し、足りない望遠域を70-200mm f4でカバーする形が一番コストパフォーマンスに優れていると思います。
もし今後ずっとカメラを続けて本気でやっていくことが決まっているのであれば大三元レンズも考えてみてもいいでしょう。高い分、性能についてはお墨付きです。​​​​​​​
2019/02現在おすすめレンズランキング
1位AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR (現行製品)参考価格約¥170,000

2位AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR (現行製品)参考価格約¥120,000

3位AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR(現行製品)参考価格約¥290,000

4.おすすめはこれ!
今回の個人的なおすすめは D750とAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRのキットとAF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VRです。決して安くはありませんが標準域から望遠域まで安定した描写クオリティを保つことができ、買っておいて損はない組み合わせです。
5.まとめ
今回は「ペルソナ2:Dヲタ2年目社会人20代男性 エントリー機から中級機乗り換え編」というテーマに対して、最終的にD750とAF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR、AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRをおすすめする結果となりました。
ただし答えがこれひとつというわけではありません。他のカメラブログさんを読んでみたり、掲示板での評判を読んでみたり、家電量販店の店員さんに販促されてみたり、ニコンのショールームで店員さんに相談してみたり、色々悩んだ分だけ知識は増えていき、結果も満足するものになっていくと思います。

どうか皆さんに合った機材が見つかりますように願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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