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はじめまして。ディズニーベッラフォトです。パーク撮影テクニック記事第一弾となります。

今回はDヲタ(ディズニーヲタク)の多くの方がこだわりを持っているであろうキャラ(キャラクター)の"目線"写真の撮り方についてお話ししていこうと思います。
なお今回のお話はデジタル一眼レフカメラを使用した撮影を前提とし、あえて設定については触れずそれ以外の撮影環境等に焦点を当てています。

Dヲタで一眼レフを手にしてしまった以上、キャラの写真を綺麗に撮りたくて仕方がないですよね!


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目次
◯そもそも目線とは?

1.ドンピドセンをポジる
2.タイミングを読む
   2-1.覚えて増やす方法
   2-2.飛躍的に増やす小技テクニック
3.存在をアピールする
4.Dヲタが最後に行き着く究極の方法

◯まとめ
◯あとがきとご挨拶



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○そもそも目線とは?
まずは実際の写真を見てみましょう。Dヲタがこだわるキャラの目線写真とはこんな写真。​​​​​↓
このようにキャラがカメラ目線の写真です。(当たり前)
こだわりが無駄に強いヲタから見ると、ミキミニの場合は鼻と目の位置が上下左右いずれかに少しでもずれていると気になります…(上の写真の場合、少し左を向いている)
でもそんな細かいことは置いておいて、自分が満足できればそれは目線。

ファインダー越しでも大好きなキャラと目が合っているその瞬間は至福のひととき。その瞬間をずっと残しておけるのが写真です。それがDヲタが目線写真にこだわる大きな理由かもしれません。
キャラ愛の深さゆえのこだわりです。

1.ドンピドセンをポジる

一つ目のこの方法が最もシンプルで、最も効果的です。
ステージショーの場合はドセン(センター)、パレードなどの場合はドンピ(停止フロートキャラの目の前)をポジり(場所取りし)ましょう。キャラはセンターや正面を向いて決めポーズをすることが多いので必然的に目線が増えます。

この方法のメリットは撮影だけでなく、ショー自体を最大限に楽しめること。全体を見ることができ、さらに距離が近い場合には臨場感も楽しむことができます。見ることより写真を優先する際には、最前座りだとキャラを見上げる形になってしまいがちになるため、多くの場合立ち見の方が写真を撮りやすいです。

デメリットはポジるのに圧倒的な忍耐力と精神力、体力、強運を必要とすること。早朝から開園待ちし、入園の波に揉まれ、ショーの時間まで何時間も待つ。パレードの場合にはドンピの場所の調査も一苦労。Dヲタの皆さんにとっては当たり前の日常ですが…


2.タイミングを読む
二つ目は目線が来るタイミングを読む方法です。こちらはある程度経験が必要かもしれません。

2-1.覚えて増やす
ショー構成やダンスの振り付け、キャラの動きの癖から次にどこを向くか予想しながら、シャッターを切る用意をします。ショー構成や振り付けを覚えてしまえば毎回ほぼ同じなので大体分かるようになります。あとはそのキャラ毎の動きの癖も読めるようになれば完璧です。

キャラがこちらを向いてくれてもファインダーを覗いていないと話が始まりませんが、常にファインダーを覗いていてはショーを楽しみきれません。そのためキャラがこちらを向かないタイミングが分かるようになると撮り逃しなくカメラを下すことができます。フロートの場合は反対側を向いていてどのぐらいでこちら側を向くかを読めるようになることでかなり撮影が楽になります。​​​​​​​

※下の写真は振り付けの中の決めポのタイミングを覚えて撮影したもの
2-2.飛躍的に増やす小技
目線写真の枚数を飛躍的に伸ばす方法がタイミングを読む方法でもう一つあります。
それは目線ではない写真を目線写真にすることです。
え、言っていることが無茶苦茶?いえ、そんなことはありません。
具体的にはキャラの目線が過ぎるターンや全体を見渡す時目があったように見える一瞬を切り取るのです。これは本質的には目線ではありませんが、その一瞬を止めてしまう写真の場合目線に見えることがあります。これで目線写真の枚数は飛躍的に増えます。

※下の写真は指差ししならが端から端まで動かす振り付け。タイミング良く撮れば目線写真を量産できます。(今回はあえて目線ではない写真)


3.存在をアピールする
こちらは少し強引な方法になります。
隣で手やぬいぐるみを振ってもらったり、キャラを大声で呼んだり、強烈なヲタグッズでキャラクターの目を惹くなどです。
手を振ったりするぐらいなら問題になることはあまりないでしょうが、大声を出したり強烈なグッズを使った方法の場合周りの人に迷惑になる可能性があります。いくらキャラに気付いて欲しいとはいえ、周りに迷惑をかけていてはDヲタの風上にも置けません。写真を撮りたいばかりに周りのことを考えられなくなるような害悪Dヲタになるのは絶対に辞めましょう。

残念ながらそのような人たちは一定数存在しています。あの人がやってるからいいだろうなどと思考停止せず正しい判断をしましょう。


4.Dヲタが最後に行き着く究極の方法
それは愛をひたすら念で送り続けることです。真面目に言ってます。
Dヲタをしていると実際にそれが伝わってるような気がすることがある人も多いはずです。それはきっと勘違いではありません、と私も思いたいです笑


具体的な方法はいろいろありますが、そのひとつはファインダー越しでも肉眼でも、ずっと1人のキャラを追い続けることでしょうか。

またそのキャラがカメラ好きかカメラ嫌いかによって対応を変える場合もあります。
撮られるのが好きなキャラはカメラに向かって決めポーズをしてくれたり、いろいろサービスしてくれることもあります。そんな時は本当に楽しい撮影ができますね。

一方でカメラを向けられるのがあまり好きではないキャラもたまにいます。そういう時は諦めてカメラを下ろし、純粋にショーを楽しむことが一番いい方法だと思います。そうすればキャラもゲストも気持ちよく楽しむことができます。

この記事の内容と反しているかもしれませんが、あまり写真に執着しすぎるのは体に毒です。あくまでもショーを楽しみましょう。
○まとめ
拙い文章ゆえ長くなってしまいましたが、いずれの方法でもシャッターチャンスを逃さないようにするにはひたすら経験を増やして身体に覚え込ませるしかないと思います。そして写真だけに執着しすぎるのもほどほどにしましょう。

撮っているうちにそもそも目線じゃなくて良くないか?という答えも出てきます。目線が写真のクオリティに貢献するのは間違いないのですが、一概に目線写真だけがいいのかというとそれは違います。
目線でなくてもドラマチックな一枚や魅力的一枚は数多く存在し、むしろ目線写真だけというのは逆に味気ない。気付いたら証明写真を集めているかのようになっていることがあります。写真とはもっと面白いものです。
きっとひとりひとりそれぞれの写真の形があります。

皆さんDヲタのキャラクターへの溢れんばかりの愛情を上手く写真で表現してみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。


○あとがきとご挨拶
蛇足ですがご挨拶を兼ねて。
今後もパーク撮影テクニックを中心に記事を少しずつ更新していこうと思います。
玄人のDヲタさんから見れば当たり前のことしか書かれていないので退屈かもしれませんが、私自身もスキルや知識の整理を忘れないうちにしておきたいという意味合が大きいので独り言のように投稿していきます。
ツイッターなどでご意見などいただければ参考にさせていただきます。
少しでも楽しんでいただけたら光栄です。それではまた次回の記事でお会いしましょう。

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